少しの間「ママ」になった話~②胎嚢確認~

どうも、やり馬ん子です。
もうすぐ流産から2ヶ月経ちます。

私、いつも春になると花粉症が酷いのですが、
今年は薬無しで過ごせるほどほぼ症状無しでした。
妊娠すると体質変わるというけど、そういうことなのかしら、、?

さて、前回の続きです。
妊娠検査薬で陽性が出た私は、さっそく婦人科へ。

基礎体温を毎日つけていたこともあって、妊娠週数もすぐに算出され、
妊娠4週目との診断がでました。

「まだ胎嚢っていう赤ちゃんのいる袋とかも見えてこないと思うけど、
とりあえずエコーしてみようか。」と言われ、

内診台に上がってエコーをするも、医者の予言したとおり何も映らず。

また一週間後に来て、とのことだったので、荷物をまとめて出ようとすると、思い出したように医者が言いました。

「あ、そうそう。もしも大量の出血とかがあったらすぐに来てくださいね。」


初回の診察は週中で有給休暇を取っていたこともあり、
次の診察は次週の土曜日に予約。

次の日からも普段通り出勤しました。

それにしても、おなかの中になにかいるという感覚に慣れない。

そもそも、昨日のエコーでなにも見えなかったのに本当にこの中に
赤ちゃんがいるのか?という気持ちのなか、
少しでもお母さんにならなきゃという使命感で、
これから先のことを考えるようにしていました。


これから先。まず、あと1か月もすれば心拍が確認されて母子手帳をもらうことになる。
その後どんどんおなかが膨れてきて、そのうちに足元が見えなくなり、
階段の上り下りも困難になるだろう。

いまの家は二階で、外に出るのにいちいち階段を上り下りする必要があるから、
産休入ったら実家に里帰りかな。

いつか家を買う気でいたけど、子供産まれたらあんまりあちこち検討する暇もないだろうから、
いまのうちから見に行った方がいいかも。


「これから先」の想像をしながら、あっという間に一週間が過ぎました。
次の診察まであと3日ほどとなった日、
出勤してお手洗いに行った私は、おりものシートに出血を見つけて、

途端にパニックになりました。

生理はまだこないはず。

大量ではないので、このあいだ医者に言われた「すぐ来てくださいね」の条件にはあてはまらない。

しかし、出血だけでなく、下腹部も痛かったこともあり、
とりあえず実母に連絡し、受診すべきか婦人科に電話してみろとのことだったので電話をすると、

「うーん、あなたが心配であればきてください。」とのこと。
この時、受診の要否はあくまでも自分が決めることであると学びました。

やはり心配だったのでその日の午後に予約を取り、二度目の受診。

「とりあえずエコーで見てみましょうか。」

と、前回とは違うお医者さん(院長)が言い、内診台へ。

「お、胎嚢見えてますね!大きさもばっちりですよ~」

と言われ、一安心しました。

出血のことを言うと、妊娠初期にはよくあることなのであまり気にしなくてもいいとのこと。
あくまでも「大量に出血したら」危険らしい。
大量というのも、生理2日目相当とのこと。

エコー写真をもらって、ニヤニヤしながら帰宅。

家に帰ってから妊娠アプリをダウンロードし、
さっそく赤ちゃんの名前を「べび太郎」とつけました。
(まだ男の子かもわからないのに。。)

「べび太郎、残りの約9か月、一緒に頑張ろうね。」

夫がまだ帰らないリビングで一人、この一週間ですっかりお母さんになる気持ちができた私は、お腹に話しかけました。
「これから先」のことを想像しながら。